まだ八月ですが、そろそろ七五三の前撮りが写真スタジオなどで始まる時季です。そこで、知っているようで知らない七五三の豆知識を簡単にまとめてみました。

【七五三】
七五三は子供が3歳、5歳、7歳の年に行う行事。
諸説ありますが、江戸時代五代将軍綱吉が11月15日に子供の成長祈願の儀式をしたのが始まりと考えられています。
現代では、日にちにこだわらず11月15日前後、ご家庭の都合に合わせて行われているのが一般的です。

3歳
髪置き―3歳まで頭を剃る習慣があったため、それを終わらせ髪を伸ばし始める際の儀式

女の子の場合、晴着を着ますが帯を締めないので、袖なし襟付きの「被布(ひふ)」を晴着の上に羽織ります。
固い帯は3歳の子供には苦しく負担になるため帯を締められません。ゆったりと着物を着せてあげ、幅のやわらかいものや兵児帯などで結びます。

5歳

袴着―男の子が袴を着用し始める儀式

着物と羽織、袴に白い扇子、守り刀を付けます。刀を持つのは、男として社会の一員という象徴を表しているようです。

7歳
帯解―これまでのひも付きの着物に代わり、初めて大人と同じ着物を着て帯を結ぶ儀式

着物は体型に合わせて「肩上げ」「おはしょり」をした振袖に帯を華やかに結びます。そして、帯揚げと帯締め、しごきを結び、襟元に筥迫(はこせこ)を入れ、帯締めに扇をさします。大人と同じ華やかな装いで、子供の成長の喜びを感じることができます。

☆七五三のお祝いをする年齢
七五三は歳祝いであると同時に厄除けの意味もあります。本来は数えで行います。

しかし、数え三歳ですと二歳のお子様ですからお参りが大変だったり、上のご兄弟の年齢にあわせたり、満年齢でお祝いされる場合もあります。
ご家庭の事情に合わせてお参りされてもよいと思います。